性能的に大したことがない低価格モデルを発売してしまうと、高性能受信機で名高いハリクラフターズのブランドイメージを壊しかねない・・・・
大衆・入門者向けの安価な6球スーパーに、ハリクラフターズは自社ブランドを一切入れず、
エコーフォンEC-1A
として発売しました。
実際ユーザーはそれがハリクラフターズの設計であり、ハリクラフターズの生産ラインで作られていることを知っていました。
だから戦争が終わると、子供たちが一生懸命貯めたお金でなんとか買うことのできたエコーフォンは結構な数が売れたのです。
実際エコーフォンEC-1Aは予想以上に高性能を発揮しましたし、なにより多くの子供はハリクラフターズの名前に憧れていました。
それに応えて、ハリクラフターズはエコーフォンEC-1Bの塗色を変え、ハリクラフターズS-41として再デビューさせたのです。
しかも憧れの名前、"スカイライダー"を冠して。
S-41スカイライダー・ジュニアには、写真にあるグレイとワインレッドのツートンカラーのGモデルと、ホワイトのWモデルがありました。
S-41Wはつまみの形がエコーフォンあるいはS-41Gとは異なっており、生産量も少なく、現在ではコレクターズ・アイテムとなっています。
もうひとつ面白いのはその型番です。
ハリクラフターズの受信機はS-またはSX-につづく数字がほぼ開発の一連番号になっていますが、エントリー機の大ヒットモデル
S-38
シリーズが発表されたのはS-41の後のことなのです。