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2002年12月07日
訪れる人に「この子は美人だねえ!」
と口々にいわれて親としてはそれはうれしかったのですが、
しかしミルクの飲みが良くないのが心配でした。
でもこんなものなのかなあ。無理に飲ませることもできないし。
母親は母乳がうまく出ず、ほぼ全量人工乳授乳です。
赤ん坊のくせに美人に見えるというところに、実は重大な問題が潜んでいたのです。 ムービー |
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2002年12月08日
それにしてもミルクの摂取量が少ない状態が数日間つづいておりどうにも不安です。
この写真を撮った日曜日の深夜、いよいよミルクを飲めなくなってしまいました。
それも、飲みたがっておっぱいを捜し、舌をぺろぺろするのに、哺乳瓶をくわえさせてもほぼ飲めない状態になってしまいました。
なんとか飲ませなくては、といろいろ努力してみたものの、泣くばかりで飲めず。 白目をむく回数が増え、さらによく見ると頬がこけ始めています。 これは絶対に変だ! 明日一番で病院に行こう。 でも午前4時、外では雪が降り始めて一面の銀世界になっています。 いつも頼れるレオーノフ号はこんなときにエンジン修理中。 車はノーマルタイヤで2WDの代車ワゴンRのみ。 |
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2002年12月09日
ワゴンRで近くの小児科にポゴを連れて行くと、先生は開口一番
「どうしてもっと早く来なかったんですか! 体重を見てください、500グラムも減ってますよ!!
ほら、モロー反射もこんなに弱い。 泣いてるのが不思議なくらいだ! いますぐに大学病院に入院させなさい!! 」 すぐさまふたたびワゴンRを走らせ、大学病院へ。 この大学病院は敷地全体が丘の上で、どこへいくにも急坂を上っていかなければなりません。 積もったばかりの雪にホイールスピンしつつカウンターステアを当てながらも、スムースに病院に到着。 普段からオフロード・ドライビングをやっていてよかった・・・ 小児科病院から電話連絡を入れてもらっていたし、また外来患者の数がとても少なかったのはむしろ雪に感謝。 先生はただちにポゴの胸部および腹部のエックス線撮影と血液検査を指示しました。 症状は重度の脱水症状、また電解質バランス不良のため腎不全にきわめて近い状態。 ポゴはただちにインキュベータに収容され、血中酸素濃度センサを足に取り付けられ、 電解液とぶどう糖および抗生物質の連続点滴が開始されました。 (写真は12日撮影) ポゴの正式名に関しては最終決定していませんでしたが、入院手続きをするにあたり必要とのことで、 処置室前の廊下のベンチで家族会議を行い決定しました。 最初に正式名をペンで書き込んだのは、病院の入院申請書と治療合意書でした。 |
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2002年12月11日
24時間絶食と輸液ののち、体液の平衡が回復しだしました。
輸液量を徐々に低下させ、しだいにミルクを与え始めます。
20ミリリットルから再開し、30、40と順調に摂取量を増加。 いずれも全量を飲み干しました。
(写真は12日撮影) |
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2002年12月12日
輸液のための針がかわいそうですが、ずいぶん元気になってきています。
こころなしかほっぺたもふっくらしてきています。
そうか! 赤ん坊のくせに美人に見えていたのは、頬がこけて顔が細面ですっきり見えていたからだったのです。
目も相対的に大きくぱっちりに見えていたのでしょう。
本来赤ん坊はほっぺたがふくらんでぽっちゃりしているべきなのです。
(写真は12日撮影) |
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2002年12月12日
インキュベータのなかでつまんないだろうなあ。
部屋のあちこちでいろいろな種類の装置のアラーム音がひっきりなしに聞こえるし。
でも、気温30℃・湿度100%RHに設定された この機械 のなかでポゴは元気になりつつあります。 入院直後はきわめて多かった白血球数が徐々に低下してきています。 検査しても器質的な障害は見つかっていません。 (写真は12日撮影) |
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2002年12月13日 その後もポゴは順調に回復し、インキュベータから出ました。 ミルクも過去最高記録の60ミリリットルを飲み干すようになりました。 14日、新品カムシャフトが組み込まれて修理完了したレオーノフ号で病院に。 ポゴは小児科の一般病室に移り、ヨメの24時間付き添いが始まりました。 私はラボに戻り、深夜 駐車場のレオーノフ号の中でふたご座流星群を電波観測。 仕事と病院との往復とでたまった疲れと、ポゴが回復した安心とで、 流星からの53.748MHzの反射電波のかすかなビート音を聞きながらレオーノフ号の中で眠ってしまいました。 |
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2002年12月19日
ポゴめでたく退院。
ですがヨメは付き添いの疲れで半病人状態。ひどい不定愁訴に苦しんでいます。
結局、ミルクを飲めなくなってしまった直接の原因は不明のまま。 素人が考える原因として、室温と湿度が予想以上に低かったのではないかと推測。 保温のためクーハンに入れたままとし、加湿器の配置を部屋の隅から部屋の中央部に変更。 すると、以前はほとんど運転しなかった加湿器がほぼフル稼働するようになりました。 部屋の隅では案外に湿度は高くて加湿器は停止するけれど、実際の部屋の湿度はとても低かったようです。 こんどは加湿器が一晩中フル稼働するのに、せいぜい50%RH。 のどを痛めて、ミルクが飲めなかったのではないかと考えます。 |
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2002年12月21日
毎日体重を測定していれば異変にもう少し早く気がついていたはず。
体重計なんていらないよ、という経験者の声は、幸いにも問題が発生しなかっただけのことなのでしょう。
しばらくの間、気温・室温の管理と体重・体温の計測、授乳量と排泄物の記録をしっかりやることにしました。
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2002年12月24日
午後8時、仕事を早めに切り上げて近くのスーパーに駆け込みあわててプレゼントを買い、
レオーノフ号のVEポンプを全力噴射で高速道路をひた走り、ポゴのファースト・クリスマスに間に合いました。
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