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なんと1926年の、ラジオ技術全般に関する雑誌。入手したときはリプリントかとも思いましたが、どうやら本物のようです。全188ページ、ホチキス止め製本で表紙はカラー印刷、定価35セント。表紙の絵がなんとも印象的です。
特集記事は"How New York Talks to London".
ニューヨーク−ロンドン間の無線電話通信に成功した実験の内容が、画期的な技術的成果であるとして詳しく述べられています。使用周波数は52キロサイクル
と57キロサイクルで、変調はなんとSSB。送信出力150キロワットを15本の強制水冷送信管から絞り出しています。またこの実験は成功裏に終わったも
のの、電話関係者は大西洋横断無線通信回線を定常的に運用する可能性については懐疑的である、とも書かれています。短波による長距離通信が一般化する前の
時代なわけです。
当時の家庭用ラジオの主流は電池式TRF構成で、広告の多くが3ノブスタイル。完成品もありましたが組立てキットも
広く普及していました。ラジオ受信機はまだ感度、選択度、安定性、音量・音質いずれも不十分で、操作が面倒、電池の消耗が激しい、持ち運びが困難など問題
は山のようにありました。記事にも市販ラジオの改造、検波器やコイルのレイアウトの比較、新型3連バリコンや新しい段間接続方法の紹介などが見られ、まさ
にパイオニアの時代であったことがわかります。
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